バッティングセンター

帰省中に見るトトロは良いなあ。独りじゃなければもっと良いのだけれど…ぐふぅ(吐血

退屈なのでバッティングセンターに行ってきた。わずか20球で左手の小指の付け根から腹にかけてチマメができるのがミソ。

100キロをチョイス。200円を投下。対面に設置されたピッチングマシンに火が入る。一番長いバットを一番長く持ち、ホームベースから少し離れて立つ。1球目外角やや高めをフルスイング。

当たる。が、ややチップ気味で前に飛ばない。手にぐわーんと衝撃が残るのが心地よい。外目だったのでバットの先に当たったのだろうと推測、次に備えて一歩ベースに寄る。似たような球をフルスイング。再びチップ。前に飛ばない。

バットを最後に握ったのはいつだ。10年前くらいか。衰えた筋力と腰回りに付いた肉がスイングの邪魔だ。つまりバットが重い。握りを短くする。再びフルスイング。真ん中の低めをまたもやチップ。古いピッチングマシンの投球も雑だ。

さてどうする。バットには当たる。ただし今のオレにこのバットをフルスイングする体力はないらしい。しょうがないのでテイクバックを短くしてバットの重さで打つことにした。

当たる。右に切れる。つまり振り遅れている。さっきのような衝撃は手にこないが、耳ざわりの良い音が響き渡る。ワンテンポ早くスイングを開始する。捕らえる。

当たる。センターフライか。今日一番の当たり。あとはバットのヘッドスピードを上げながら今のタイミングを繰り返せばいい。

当たる。力んだ結果、スイングの開始が早まり左に切れる。技術で当てたようなもので、空振っていてもおかしくなかった。力めば力むほど同じ動作をするのは難しくなる。結局、反復練習しかない。

なんてことを考えながら20球。あっという間であった。マラソンもそうだが身体を動かすのは自分との対話が実に楽しい。